乃木仮めんばー管理人が聞く! 第2弾

今、坂を全力で駆け上がる乃木坂46。そんな乃木坂46を外側から支える方たちに管理人があれこれ聞いちゃいます。
今回フォーカスさせて頂くのは、いつも乃木坂愛にあふれた絵をツイッターで上げられている絵師、「なべりょうさん」と「三助さん」です。
旬なお二人のインタビューをどうぞお楽しみ下さい。
 

 001

平成27年9月 新宿某所にて

参加者(敬称略):
・なべりょう 
twitter:なべりょう⊿ https://twitter.com/naberyou_
HP:乃木坂創庫 http://naberyou.tumblr.com/
・三助 
twitter:三助 https://twitter.com/sansuke46
・『乃木仮めんばー』管理人
・『乃木仮めんばー』とりゃお:司会役



なべりょう氏×三助氏との対談インタビュー


とりゃお :それでは簡単に自己紹介をお願いします。
なべりょう:なべりょうと申します。サラリーマンをやってまして、IT系の仕事をしています。趣味で絵を描いておりまして、最近ちょっとだけ絵のお仕事もしたりしてます。
三助   :三助と申します。
とりゃお :三助さんは絵は以前から描いているんですか?
三助   :ネット配信で絵描きさんが雑談しながらスラスラ描いてたんですよ。
それを見ながら自分も描きたいなと思って。家にコピー用紙とか、
ノートとか余ってるじゃないですか。それ消化するついでに描こうかなっていうのが始まりです。
とりゃお :いつ頃ですか。
三助   :2012年くらいです。
とりゃお :2012年というと3年前?それまでは絵は?
三助   :何にも描いてないです。
とりゃお :そっからですか!?
三助   :はい。 
とりゃお :でも、3年でっていうのはどうなんですか。
なべりょう:えらい達者だと思います。3年であんなに。
三助   :最初はアニメの模写してたんです。とりあえず目に付いたものを片っ端からみたいな。
とりゃお :ビックリマン風になったのはなぜですか。
三助   :僕がビックリマン大好きだからです。
なべりょう:でも、年齢的にビックリマンはストライク世代じゃないでしょ。
三助   :第一次ブームの終わる頃に生まれたんで。でも親から聞くと、東京タワーのビックリマンショーで着ぐるみから離れなかったっていうんで物心つく前から好きだったみたいです。
なべりょう:渋いなと思って。三助さんが若い人でびっくりしました。
とりゃお :おいくつなんですか。
三助   :28です。
なべりょう:若いかっていったら、そうでもない(笑)。
三助   :苦労してない顔とはよく言われます(笑)。




-----反響があった絵、なかった絵-----

なべりょう:『予想外に反響があった絵』と『予想外に反響がなかった絵』っていうのをちょっとお話ししようかなと思ってて。
予想外に反響があった絵っていうのがコレなんです

「堀自転車」っていうんですけど、通称。
ちゃんと説明すると、『乃木中』のお絵かき対決みたいなのがあって、その中で堀さんが描いた自転車の絵をリアル寄りに描いてみたっていう絵で(笑)。車輪が四つ付いているという。
とりゃお :乗ったらこうなるよと。
なべりょう:謎の棒が付いていてサドルの意味がない。
これ軽い気持ちで二時間くらいで描いて「反応ないだろうな」って思ってたら、すごく反響がきて。
とりゃお :堀ちゃんの元絵も強烈ですが、それを軽く乗りこなしてる感がシュールで(笑)。
三助   :インパクトあります。
とりゃお :これ、乃木坂を知らない人でもツッコミたくなるイラストですよね。
なべりょう:Twitterが面白いなと思うのは、手が込んだ絵よりも面白い絵の方が反応があるんです。(三助さんと見ながら)ですよね?
三助   :はい。多少コミカルに描いた方が反響いいです。気合い入れて描いても、あまりコミカルじゃないと反応が鈍いんですよ。
なべりょう:うん。その傾向はある。
三助   :自分の会心作だと思っても、あんまり反応は良くないんです。
逆に、ふと思って描いてもコミカルだったら反応があるんです。
とりゃお :確かにこれインパクトありますよね、実際に乗ったらこうなるっていう。ありえない形じゃないですか。
なべりょう:ペダル付いて無いですもんね。動力はなんだ!?っていう。
とりゃお :自分で漕いでないですよね(笑)。
なべりょう:謎の動力っていう(笑)。
もうひとつは「KTKさん」っていう4コマ漫画があって。

とりゃお :あっ!あのシリーズですね。
三助   :連載のやつですか。
なべりょう:「KTKさん」の第1話が4月5日なんで、ちゃんと乃木坂の絵を描き始めて2ヶ月目位なんですけど、沢山の方々が僕のアカウントにこの4コマを見に来てくれて。じつは描いた時に僕は琴子さんのことをよく知らなかったっていう。
「たぶんこんなキャラなんだろうな」っていうのは、後々刷り合わせはできた感じなんですけど。
地味なパーカー着てるっていう、その一点突破で描いたものなんです。
三助   :まだ「地味なパーカーキャラ」っていうのが僕の中ではあります(笑)。
とりゃお :どの映像でもだいたいパーカーですもんね。
なべりょう:「地味なパーカー」っていうキーワードだけで描いてて、本当の琴子さんのファンから言うと「キャラがちょっと違う」っていうご指摘もあったんですけど。
とりゃお :実際こうだったら面白いなみたいな。
なべりょう:そうですね。ただ、2話、3話に行くに従って、本当の琴子さんからだいぶ離れていって。
とりゃお :「なべりょうさんのKTK」キャラですよね。
なべりょう:『かっとばせ!キヨハラくん』みたいな全然、清原と関係ないキャラになっていくっていう。
とりゃお :キャラだけがひとり歩きしていった。
なべりょう:という風になっちゃったんですけど、結果的に色んな方にこれを見て頂けてありがたいです。
「ライトグレーが攻めてる」っていうオチがあるじゃないですか。これはね、どっちかっていうと僕の価値観だったりするんですよ。
とりゃお :それはどういう?
なべりょう:まあ今見ても分かる通り、僕もねずみ色みたいな服を着てるんですけど。
僕としても、ダークグレーよりはライトグレーの方が攻めてるっていう(笑)。
そういう価値観があるので、その価値観を重ねたっていう感じではあるんですけど。
とりゃお :分身かなんかみたいな?
なべりょう:あはは、そういっても過言ではない。だからこそ思い入れが強い4コマなんです。
とりゃお :乃木坂ファンにとっては琴子=パーカーなので、それをうまく利用してキャラ立てをしたと(笑)。
なべりょう:そうですね。5話中4話、パーカーいじくってるんで(笑)。
とりゃお :蘭世の動揺した顔が。
なべりょう:蘭世さんは取り敢えずこの顔を出しておくっていう。
とりゃお :この「ハァ?」みたいな顔(笑)。
あと琴子といえば、このペルソナ風のポップな感じで。

なべりょう:これも琴子さんのファンの方には意外と喜んで頂いて。
ペルソナ4の「天城雪子」のキャラクターにちょっと似せて描いてみました。
ペルソナはシリーズで描いてるんですけど、他にも万理華さんとか色々描いてます。

なべりょう:逆に反響がなかったイラストは2015年5月の「今野さんと菊地さん」という、だいぶ飛び道具というか。

とりゃお :彼らのことを知らないと「えっ!?」っていうイラストですね。
なべりょう:今野さんのストールをいじくりたいっていう一点突破で。
三助   :僕も見たことあります。
なべりょう:ありがとうございます。裏方をいじくりたいというのがあって。個人的にすごく好きなんですけど。
とりゃお : でもマニアックな乃木坂ファンには「ここに注目する!?」っていう楽しさはありますよ。
なべりょう:コアな部分に訴えかけられたかな、っていう思いはあるんですけど。
やっぱり可愛い女の子を描くのも楽しいんですけど、時々息抜きでおっさんとか描きたくなるんです。
そこら辺のガス抜きの意味もあって一回描いてみたんですけど、ただ、本当に失禁するくらい反応なかったんで。
とりゃお :ストールが動きだしてますよね、意思を持って(笑)。
なべりょう:どっちが本体かみたいな。今野さんが本体か、ストールが本体か。
とりゃお :宇宙生物みたい(笑)。
なべりょう:個人的には好きなのでまたいつか描きたいなと思うんですけど、たぶん5年後とか6年後とか(笑)。

三助   :じゃあ、次は僕の絵を。
なべりょう:持ってきてもらったんですか。
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三助   :僕はペン画まではアナログなんで。
やっぱり反響があったのは口寄せ怪獣「ななせまる」。

三助   :上げた瞬間は全く反応なかったんですよ。この頃、確かフォロワー18人くらいしかいなくて。
これを描いた夜に台湾かどこかの人がリツイートしたんですよ。
そうしたら翌日以降一気にフォロワーが増えて、やっぱりどこかにさらされたのかなと思って。
今度は『乃木仮めんばー』に記事として取り上げてもらって、そしたらまた一気に増えたっていう感じですね(笑)。
とりゃお :ご協力できたんですね(笑)。
三助   :急なんですよね、増えるのが。今まで誰も見向きもしなかったのに。
なべりょう:これ、イラストとしても素晴らしくて。
とりゃお :構図の取り方とか、あの回に登場したUFOであるとか、どいやさんがグルグル回ってるとか。
三助   :(元々の枠が)四角形で横幅が埋められないので、なんとかして小ネタを入れた感じですね。
とりゃお :なーちゃんのちょっとだけ前歯が大きい感じ。
三助   :これがあるとなんか違いますね。
なべりょう:これ、アナログで描いているんですか。
三助   :最初は鉛筆書きからですね。
とりゃお :この下絵を一回、パソコンに取り込むんですか。
三助   :いえ、下絵の上に紙を重ねてトレースします。トレーサーっていう、下から光を当てる機械があるのでそれを使ってます。よくアニメータさんが使っているものです。
三助   :それを使って水性ペンで上からなぞって。
なべりょう:ポールペンじゃなくて水性ペンですか?
三助   :はい、水性ペンです。油性ペンだと滲みがでちゃうんで。
なべりょう:この入り抜きの部分とか、つけペンみたいな感じですよね。
三助   :全部水性ペンです。
(絵を見せて)これは、まだ上げてない途中の塗りつぶしてない、
「ななまるスプラッシュドリームファイヤー」です。
なべりょう:これは細かいなあ。
とりゃお :劇中の漫画に出てくるシーンですね。これは公開前ですよね。
三助   :はい、家に帰ってこの続きをやります。
(※9/2に公開されました)

なべりょう:ほんとに普通のコピー用紙なんですね。
三助   :はい、500枚が数百円くらいで買えるタイプです。

とりゃお :ちなみになべりょうさんは一枚描くのに時間はどのくらいかかりますか。
なべりょう:描く絵の種類にもよりますけど、モノクロだと3~4時間。色付きだと5~6時間くらいです。
とりゃお :5~6時間?
なべりょう:トータルで。手が込んでる絵だと深川さんの絵でミュシャっていう画家が……。

三助   :ああ「黄道十二宮」ですね。
なべりょう:はい。「黄道十二宮」っていう細かく背景を描かなきゃいけない絵があって、それは3日くらいかけて描いた気がするんですけど。
とりゃお :3日かけるってすごいですね!
なべりょう:ね!(笑) けっこう最初の方だったんで気合が入ってたんです。
三助   :たぶん僕、アナログではあの曲線は描けないです。
なべりょう:きれいに線引くの大変ですからね。
三助   :どうしてもぶれちゃう。
とりゃお :三助さんも同じくらいかかりますか。
三助   :僕は最初の下絵が何時間で出来るかなんですけど、いつもだいたい目で引っ掛かるんです。目を描くので2時間とか。延々と。
とりゃお :それ何ですか。『こち亀』の話ですか、漫画家の(笑)。
なべりょう:『こち亀』でありましたね。
三助   :下絵でだいたいあと決まるんですけど、うまくいくと色塗って合成まで休憩も挟みながら半日で終わるんですけど。目が終わらないと、そのままなかったことにするかって感じです。でも最近、目の描き方を変えてから、ちょっとスムーズになりましたね。ちょうど、目の描き方が変わった境目を持ってきてるんですけど。
見比べてみて下さい。
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目頭の部分。ここが一番変わってるんです。
目頭を短くした途端に目の違和感が消え去ったというか。ここから変わりましたね。
とりゃお :目でけっこう変わるんですね。
なべりょう:変わりますね。誰に影響を受けたかで、目の描き方って変わってきたりするんで。
とりゃお :これはやっぱりビックリマンの影響があるんですか。
三助   :目頭がきつかったのは、ビックリマンのヘッドロココの影響ですね。がっつり目頭が入ってるんで、あれを真似ようとするとああいう目頭になっちゃうんです。
なべりょう:ビックリマンを描いてるので、もっと年配の方なのかなと思ってたから、意外とお若い方で驚いたっていうところもあります。ビックリマン世代じゃないのに、ビックリマンを描いてるっていうのは何故ですか。
三助   :僕が中学入ったくらいに「ビックリマン2000」っていうシリーズがはじまって、それも多少買ってたんです。




-----絵の描き方など-----
なべりょう:着彩はデジタルでやるんですか。
三助   :そうです、全部パソコンでやってます。
なべりょう:タブレットで?
三助   :いや、マウスでやってます。
なべりょう:えっ!?マウスでやってるんですか。
三助   :ペンタブうまく使えないんです。
とりゃお :マウスで彩色って難しいんですか。
三助   :ベタ塗りだと簡単です。範囲を指定してピッってやればいいんで。たまに(ビックリマン風の)シールを実際に作ってみようかなとは思うんですけど、やっぱり業者に頼まないと作れないですね。
とりゃお :あのホログラムとかですか?
三助   :(背景がホログラムの)素材はあるんですけど、白が印刷できるプリンタっていうのが特殊でそれがなかなか手に入らないから作れないんです。じゃあ業者に頼もうとすると(使ってるソフトの関係で)入稿が出来ないんです。それで断念してるんですけど。

なべりょう:リアルな絵って描かないんですか。リアル頭身の絵は。
三助   :描かない、というか描けないですね。描けなくなっちゃって。
なべりょう:描けなくなっちゃった?
三助   :これはもう(リアルな絵は)捨てて、ビックリマンの1.5頭身一本でいこうかなみたいな。
(そういって描いていただいたのがこちらです)

なべりょう:じゃあ、全メンバーこれから描いていく感じですか。
三助   :描けないですね、全メンバーは。頭の中ではなんとなくデフォルメできてるんですけど、実際描くとなると描けなくなっちゃって。
とりゃお :(インタビュー時間外に)なべりょうさんもおっしゃってましたけど、何か特徴になる部分がないとなかなか似ない?
なべりょう:(頷く)
三助   :あっそうですか。
とりゃお :アイコンみたいなものですかね。
なべりょう:そうですね。
とりゃお :目がで大きいとか、ショートカットだとか、何か道具を持ってるとか。
なべりょう:特徴がないと絵にならないですね。
三助   :例えば、深川さんだと目をがっつり細めて黒目オンリーにしちゃえば、なんとかなる。顔も似せられる限界があるんで全体の雰囲気で思い込ませる感じですね。だから、みんな髪型が似てきちゃうと描きづらくなって誰を描いていいか分からなくなっちゃう。
なべりょう:確かにあるメンバー描いてるのに他のメンバーに似るっていうのは、よくあるんです。
とりゃお :そういう時はどうするんですか。
なべりょう:そっちのメンバーに寄せちゃいます。「最初からこっち描こうと思ってたからね!」みたいな(笑)。描いてるうちに分かんなくなるんです。
とりゃお :何か資料は用意してるんですか。
なべりょう:もちろん資料を集めてそれを見ながら描くんですけど、最初は新鮮さがあるんで「おっ、似てる」とかって描いてるんですけど、それを4時間、5時間、同じ絵を見続ける作業になるんですよ。そうすると「これ、ほんとに似てんのか?」って分かんなくなってくるんです。
三助   :僕も一日描き終えたあと放置して、寝て起きて見てみると全然違うデザインに見える。
なべりょう:そのとおり。
とりゃお :なんですか、その夜中に書いたラブレターみたいなの。
なべりょう:テンション上がってる時に書いて翌日恥ずかしいみたいな。そういうのはあるんです。なんじゃこの絵みたいなの。
三助   :そうなると上げようか迷っちゃう。
とりゃお :上げない絵ってあるんですか?
なべりょう:やっぱり「完成してみたらイマイチ」ってことがあるので、そう感じた絵は上げないですねぇ。
三助   :僕は彩色さえしたら似るかなあと思って頑張るけど、やっぱり似てなかったらボツにします。
なべりょう:僕の場合、色を塗って似なくなることが結構多くて。
とりゃお :色を塗って似なくなるってどういうことですか(笑)。
なべりょう:色を塗るの苦手なんですよ、本当は線画で上げたいんです。
とりゃお :本当は(笑)。
なべりょう:色塗らないで(笑)。
とりゃお :「あとはお願いします」みたいな。
なべりょう:「みんな補完してね。みんなで楽しく色塗ってね」みたいな(笑)。本当はそうしたいんですけど。
(三助さんを見ながら)色を塗ると似なくならないですか。
三助   :なります。似なくなるというか、色が濃くなっちゃうんですよ。線が消えちゃうというか。
なんとなく調色がうまくいかない時はあります。
とりゃお :(本当の)ビックリマンはベタ塗りなんですか。
三助   :本当は多少白いハイライトを入れなくっちゃいけないんですけど、僕は面倒くさいから全く入れないでやってます。
最近、ホログラムの透かし方の小細工を覚えたんで、それでなんとか色を誤魔化してます。ベタ塗りが多いとホログラムの背景にうまく乗らないですね。
とりゃお :どの工程にいちばん時間が掛かるんですか。
なべりょう:ラフから下書きです。
とりゃお :色塗りは速いんですか。
なべりょう:色塗りはもうあきらめてるんで「どう塗ったって一緒だろみたいな、僕のセンスじゃ」みたいな(笑)。そこはそんなに悩まないですね。
ラフ描いて下書き描いて、ラフに戻って下書き描いてみたいな、ずっと行き来してる感じです。資料集めに一番時間かかる時とかもありますね。
とりゃお :やっぱりネタ作りですか?
三助   :それと構図。
とりゃお :構図は1:1の比率で取ってるんですよね。
なべりょう:そうですね、だいたい正方形位に詰めるようにしてます。
とりゃお :三助さんも同じですか?
三助   :はい、正方形です。
とりゃお :正方形の枠内に収めるっていうのは難しいんですか。
なべりょう:たぶん(ビックリマンみたいな)デフォルメのキャラクターを描いて、真ん中に配置すると左右に空きが出てくる。そこにバランス良くオブジェクトを配置していくっていうのが、けっこう大変そうだなって思います。
三助   :横のスペースが余るんです。
とりゃお :ユウウツの絵で虫かごを描いてみたけど取ったっていうのは。

三助   :ペンで最後塗るんであんまり細かいこと描いちゃうと線がつぶれちゃうんです。
とりゃお :凝り過ぎても見えないんですね。
三助   :だったらない方がいいなと思って、虫かごは取り払いました。
とりゃお :字を入れたりっていうのも難しくなるんですか。
なべりょう:そうですね。なんか間が空いちゃったんで「ここに字を入れちゃお」とか、色々やったりするんですけど、字を入れた途端にバランス崩れるとか、あんまりうまくいかないんです。




-----理想とするもの-----
ここで『乃木仮めんばー』管理人がSkypeで参加。

管理人  :イラストを描いて頂いて、それを見た時にこっちは物語を思い浮かべるんです。お二人の作品はそこがすごいと思いますね。
なべりょう:ありがとうございます。そう言って頂けると。
管理人  :イラストで妄想がはじまるのが楽しいんですよね。
なべりょう:なるほど(笑)
三助   :絵描く時も僕も妄想しますから。妄想しないと描けないです。
管理人  :三助さんのビックリマンも詰め込んであるというか、そこがくすぐられて見てしまうんですね。「ああ、これ入ってるんだ」みたいな。
三助   :ありがとうございます。やっぱり、小ネタを入れないと面白くないですね。
なべりょう:何を小ネタで足していくか、という所が肝だと思ったりします。
三助   :ただ、描いても意外と気付いてくれる人はあんまりいないんですよね。
なべりょう:僕も小ネタを仕込んだけど全然気づかれないっていうのはよくあって(笑)。
ちょっと寂しく思ったりするんですけど、それは表現力不足という点も大きいので、「次は気づかれるように描こう」と。
管理人さんは僕や三助さんの絵で気に入ってるものはありますか。
管理人  :一番好きなのは堀ちゃんですね。四輪のやつ。
なべりょう:「堀自転車」ですか(笑)。ありがとうございます。
管理人  :三助さんの「ホリゾンビ」もすごい好きです。

三助   :あの絵を描いたのは、誰かが755で堀ちゃんに僕の絵(「カキドキ」の絵)をアイコンにして、リプライをもらってたと僕のフォロワーさんが教えてくれてそのテンションのまま「ホリゾンビ」を描いたんです。
管理人  :「ホリゾンビ」って目の色が違いますよね。
三助   :あれ困りました。ハイライト使えないんで。
とりゃお :ほんとに死んだ目ですよね(笑)。
三助   :黒目が一個ポツンってあるだけなんで。

管理人  :キレイが魔球を投げてるイラストなんですけど、これ表情も含めて凄く好きです。
三助   :投げ方もあると思います。ほんとはあれ、ソフトボールの投げ方じゃないんですけど、どうしてもソフトボールの投げ方だとうまく絵にならないんですよね。振りかぶれないんで。だから無理やり振りかぶらせてます。
とりゃお :アンダースローは絵にならないですか。
なべりょう:見せ方が難しいかもしれない。速い球投げてる感じには見えないですね。
管理人  :あと、なべりょうさんの「真夏とまいやんのLINE」(笑)。

なべりょう:真夏が偽まいやんをやってるやつですね。
管理人  :あれ記事にした時、すごく反響がありました。
なべりょう:あっ、じゃあ『乃木仮めんばー』さんが記事にしてくれたんですね。
あのタイミングでフォロワーの方もたくさん来ていただいて「ありがたいなあ」と思ってました。
Twitterで乃木坂の絵をアップすると、リプライ欄に色んな乃木坂ファンの方がその絵に対する感想を書き込んでくれて。それがすごく嬉しいんです。
で、リプライ欄でいうと、もう一つ「こうなったらいいなぁ」って理想もあって。それは、例えば僕がひめたんの絵を描きましたと。そしたら、みんながリプライ欄でひめたんの話を延々としている。ひめたん推しの人がひめたんに対する情熱を語って、「オレもそれわかる!」みたいな。もう僕の絵の話なんか誰もしてない(笑)。僕の絵を置いてけぼりにして、絵にしたメンバーのファンの方同士がリプライ欄を介して繋がっていく。いわば「乃木坂ファンのサロン」みたいに機能する、っていうのも僕の理想のひとつなんです。
とりゃお :実際、そうなってますか?
なべりょう:なってる側面もあって、それを見る度に「ああ、なってるなってる」と思ってうれしかったりするんです。だから、ファンの交流の場になってファンの人達の結び付きが強くなったりだとか、もしくは僕の絵を見て乃木坂46知らない人が「ああこういう面を持ってるメンバーがいるんだ」って興味を持ってくれて、ファンになってくれるのが理想だと思ってるんです。
たぶん、『乃木仮めんばー』さんと同じスタンスだと思います。
管理人  :そうですね、すごく共感できます。
ファンの方のためにひっそりとあればいいし、そして、あり続けることが大事だなと思っています。
なべりょう:当然のことですけれども、もちろん我々は黒子なので。
管理人  :そう思います。僕らは裏方です。
なべりょう:そうですよね、それが理想だと思います。
絵なんて人に見せたこと無かったんですけど、絵を上げ始めて乃木坂の絵を上げた時にファンの人が凄く反応してくれて、純粋にすごくうれしくて。あっ、オレの絵で「わぁー!」って言ってくれる人がいるんだって。
三助   :僕もプロフィールに「自己満足」って書いてますけど、やっぱりフォロワー増えるとうれしいです。
なべりょう:だから、やっぱりそこが一番の原動力で、描いた絵を「似てる」とか「可愛い」とか言ってくれるのがすごくうれしい。
ほんとにありがたいなと思いますね。このままずっと、こういうことが出来たらいいなっていうのはあります。
三助   :実際、反応があると描くスピードも上がりますからね。
なべりょう:(大きく頷いて)上がる!
とりゃお :やっぱりテンションが上がるんですか。
三助   :上がります。描くスピードも。僕も最近一気に上がってると思います。
なべりょう:僕も乃木坂の絵を描く前は2週間に一枚とかのペースだったのに3月は30枚描いてますから(笑)。頭おかしいんです。
とりゃお :一日一枚ですか!?
なべりょう:そうです。2月に描き始めて反応が出始めて、(バンザイしながら)「わぁー!」ってなって、3月は毎日描いてました。
三助   :一日一枚はネタ探しだけでも、そうとう辛いです。
なべりょう:そうですけどね。やっぱり色んな人に見てもらえるっていうのは力になっています。


編集・文責 :とりゃお https://twitter.com/toryao46
編集協力  :ひみつの階段 https://twitter.com/kaidan46




対談を終えてなべりょう氏からひとこと

このたびは素敵な場を設けていただきましてありがとうございました!
対談の開始前から軽くお酒を飲みはじめていたせいか、喋ったことの大半をよく覚えていないのですが(笑)、「乃木坂ファンの方」とも「乃木坂の絵を描いている方」とも、直接お話をする機会が少ない自分にとって、とても刺激的な時間となりました。
また、「絵を描く」、「記事を書く」、伝える手段は違えど、その行動の原動力は、ただただ純粋に「メンバーを応援したい」という気持ちなのだな、と再確認できた時間でもありました。乃木仮めんばー読者の皆様におかれましては「なべりょうのつまんねぇ話、勘弁勘弁!」とウンザリされたかと思いますが、ここまでお読みいただきまして誠にありがとうございましたm(__)m





三助氏の作業工程をのぞき見してみました


1、下書きは鉛筆で行います。この時点では結構大雑把に描いている部分もあります。
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2、下書きが完成したら紙を2枚重ねにし、下からトレーサーで下書きを透かして水性ペンで清書を行います。線を2本引き、その間を塗りつぶすして1本の太い線にします。

製作画像2

製作画像3

3、ここからはPC作業になります。取り込んだ絵に範囲選択しながらベタ塗りです。
製作画像4
使っているソフトは適当なフリーソフトを使っています。いまはGIMPというソフトです。


4、一通り塗り終わり完成です。この後ホログラムも合成する場合もあります。
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使用道具、アナログ作業で使用する道具は鉛筆と水性ペンです。使っているペンは、0.1mmを基本として細かい部分に0.05mm、塗りつぶし用に0.3mmと0.8mmのペンを使用しています。
使用道具 


対談を終えて三助氏からひとこと

感想




なべりょう氏 Selection


なべりょうさんにはイラストジャンル別『一枚絵』『gif動画』『番組絵』『曲いじり』『4コマ漫画』のお気に入りを1点ずつ選んでいただきました。






三助氏 Selection


その日の気分で変わるとのことでしたが、本日のお気に入りベスト5を選んでいただきました。

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(こちらは修正版です)





管理人のひとこと


とても興味深いお話をありがとうございました。
三助さんとは『すべての犬は天国へ行く』観劇後にご挨拶だけさせて頂きました。人当たりのよいやさしい印象を受けました。
なべりょうさんとは翌日にお食事をご一緒させていただきました。お酒を飲みエビの味が分からなくなっていたのが印象的でした(*´艸`*)
ユーモアのある方でした。

今回の対談を振り返って、お二人はタイプは違いますが、根っからのアーティストであることを感じました。
それと同時に、ファンとしても乃木坂46を深く洞察されていることが伝わってきました。
元々、お二人のイラストは見ていて楽しくて、当サイトでも何度か記事にさせて頂いていたので、そんなお二人に対談インタビューが出来て、とても嬉しかったです。お二人のこれからの活躍も楽しみにしております。
ありがとうございました。




なべりょう氏 三助氏のtwitter、webサイト情報


twitter:なべりょう⊿ https://twitter.com/naberyou_
HP:乃木坂創庫 http://naberyou.tumblr.com/
twitter:三助 https://twitter.com/sansuke46